第55回ナノ構造ポリマー研究会
今回は、将来ビジョンのキーワードであるSDGsをキーワードに、サステナブル・環境に配慮した社会実現に貢献するポリマー材料技術に着目し、最近の研究開発動向のトピックスを企画しました。
静岡大学の青木氏より、自動車の軽量化など様々な分野で注目されているセルロースナノファイバの複合材料に関する研究をご紹介いただきます。また、ITIコンサルタント事務所の猪股氏より、「海洋プラスチック廃棄物対策の現状と今後の展望」と題し、ご説明いただきます。多数の方にご参加頂きますよう、宜しくお願い致します。
【日時】2020年5月12日(火)13:00-19:00
【場所】味覚糖UHA館 TKPカンファレンスセンター 4B Tel:03-5408-7797
http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-uha-hamamatsucho/access/
〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目26-1
【内容】
13:00-14:00 総会(ナノ構造ポリマー研究協会)
14:05-14:10 挨拶:古河電工(株) 加納 義久氏(ナノ構造ポリマー研究協会副代表理事)
14:10-15:20 演題:CNF/PP複合材料開発における無水マレイン酸変性ポリプロピレン(MAPP)の役割
講師:静岡大学 青木 憲治氏
要旨: 近年、セルロースナノファイバー(CNF)をフィラーとしたポリプロピレン(PP)との複合化に関する研究が積極的に行われている。しかし、CNFとPPは、言わば「水と油」の関係である。そのため、相溶化剤として無水マレイン酸変性PP(MAPP)が使用されている。本講演では、PP系複合材料の設計、製造に欠かすことのできない必須添加剤であるMAPPを取り上げ、MAPPのグラフト量、分子量が複合材料の機械的物性およびフィラーの分散性に与える影響について述べる。
15:20-15:30 休憩
15:30-16:40 演題:海洋プラスチック廃棄物対策の現状と今後の展望
講師:ITIコンサルタント事務所 猪股 勲氏
要旨: 昨年6月の大阪G20での「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」に見られるように、近年、海洋域でのプラスチック廃棄物の蓄積や・マイクロプラスチックの懸念が注目され、プラスチック廃棄物の自然環境への飛散防止の取り組みが、世界で加速している。海洋プラスチック廃棄物の主要発生地域であるアジアで、廃棄物対策の先進国でもある日本の今後の対応も、注目されている。この一連の動向の現在までの推移と今後の動きにつき概説する。
17:00-19:00 懇親会
参加要領
講習会費:ナノ構造ポリマー研究協会会員 無料、非会員 10000円
懇親会費:5000円、(個人会員の代理出席は認められません)
申込方法:氏名、会社、部署、電話、メールアドレス、懇親会出欠、
請求書が必要な場合はその旨を下記 宛へメールでご連絡下さい。
【ナノ構造ポリマー研究協会企画委員】
加納義久
Mail:yoshihisa.kano@furukawaelectric.com
WEB申し込み
URL:http://ransp.org/index.html
より、開催行事に進み、参加連絡に記入して、送信してください。