20170712 ドイツより

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諸兄

如何おすごしですか?

私は2週間前よりドイツに滞在致しております。

仕事と休暇を兼ねて、夏の3ヶ月間をドイツで過ごすというこの習慣は、8年程前から続けており、今では、この生活スタイルが、すっかり定着してきました。

ドイツは、5月始めに異常な猛暑が押し寄せたそうで、ドイツの我が家のささやかな庭もほぼ全滅です。
毎年6月から7月末ころまで、たくさん花を付けてくれていた紫陽花も殆ど枯れてしまっています。
バラは、生き残っててはいますが、ほんのわづかしか花を付けていません。
ライラックはかろうじて生き残り、今白い花を付け始めています。

私共がこちらに来ましてからは、冷たい雨の降る日が、多く、夏らしい天気は、3日ほどでしたでしょうか。

先週は、ドイツのメディアは、ハンブルグで開催されたG-20の会議の話題ばかりでした。


会議に抗議するのに集まった多数のデモ参加者が暴徒化して、路上で機動隊と衝突し、車が焼かれたり、火炎瓶が投げられたり、機動隊も消防ホース、催涙弾で応戦して、大変な騒ぎでした。
メディァは一斉に暴徒化したデモ参加者を非難し、彼らを「犯罪者」と呼び、「内乱の様だ」と言い続けていました。暴徒化したデモ参加者は、「 極左 」であったと言われていますが、
私が疑問に思ったのは、彼らが何に反対していたのか? デモ参加者の主張は何も報道されませんでした。
死者、重傷者は出ませんでしたが、警察が、400名負傷したとの報道だけで、デモ側の負傷者の数は報道されませんでした。
私は、デモ参加者の主張は、グロバリゼーション、格差拡大、への抗議であったと想像します。


この会議で、メルケル首相は、フランスのマクロン大統領との親密さを強調していました。
政治家として経験も主張も無いマクロンは、メルケルを教師としてメルケルの指導を得乍らフランスを統治して行く事になるのでしょう。つまりフランスのドイツ化です。EUの強化、グローバリゼーション、財政の健全化、社会保障の削減、にフランスも向かって行く事でしょう。
しかしフランス人はドイツ人とは違うし、フランスが経済的に伸し上がってきたのでは、ドイツの一人勝ちの構図は崩れるので、そうはならないでしょう。
フランス国民の不満は、2年以内に爆発します。
この不満を吸収するのは、極右と極左でしょう。


ドイツ人の「トランプ嫌い」は異常な程です。しょせんは他国の大統領では無いですか。
プーチンもp嫌われている。トルコのエアドガン大統領も大変な嫌われ者です。
トランプとプーチンの会議等は、「エゴイスト同志の会談」などと言われています。しかし考えてみるとトランプのアメリカファーストは当たり前の事です。どこに自国の利益を優先しない指導者がいるでしょうか?メルケルだってドイツファーストです。ドイツは、EUの中で一人勝ちしているので、EUファーストと言っているのです。


アメリカのパリ協定から離脱、イギリスのEUからの脱退、トルコの右傾化、等で
メルケル-ドイツは、今、中国に急接近しています。ドイツのばかなメディアは、中国をアメリカに換わるEUの強力なパートナーになるなどと言い出しています。
企業の7割が国営で、国民に選挙権が無く、富は一部の金持ちと党員に独占されている国ですよ。


ドイツの社会保障は年々後退しています。なまけもののドイツ人では10年前には、考えられなかった事ですが、65歳~75歳の老人の10%がフルジョブで働いています。
年金だけでは、生活出来ないと言うのは、公務員で無い限り、当たり前の事になりつつあります。先週75歳の老人が、恐喝で逮捕されました。ドイツ大手の駄菓子メーカーHARIBO(あの嫌らしいグミという菓子のメーカーです)を1億円払わないと、菓子に青酸カリを入れると言っておどしたらしい。この犯罪の動機は生活苦です。年金では生活出来ないと本人は言っています。


私どもが住んでいるのは、Duesselborf市の郊外で、北ラインウェストファーレン州ですが、この州での待機児童の数は、25万人と言われていますが、この1年改善されていません。
医師の数も不足しています。診察の予約を取るのが、大変で、老人が良く通う整形外科医などは、2週間後の予約しか取れないと言っています。腰や膝の痛い老人達は気の毒です。


それでもドイツ人は、「我々は未だ良い方だろう」と、不平も言わづ、ビールを飲み、
ソーセージを食べ、テレビでサッカーと刑事ものドラマを見て満足しています。
この人達は幸せなのかな~


高木

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このページは、ranspmttが2017年7月21日 10:18に書いたブログ記事です。

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