20150822 ドイツより 3

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日本は未だ暑さが続いていますか?

こちらは温度が下がったり上がったり。今日は久しぶりに30℃を超えそうでしたが、先週末は17℃を切っており、冷たい雨が降り続いてまるで初冬の様な天気でした。

ヨーロッパは今、難民問題で大変です。

ドイツでは今年だけで、80万人(8万人ではありません)の難民が流入するだろうと恐れられています。
私達の居る北ラインウェストファリア州だけでも今年の1月から6月までに9万人の難民が流入したと州政府は発表しています。
しかしこれらの数字は届け出がされた人たちの数字ですから、無届けを入れるとどれだけの人間が流入しているのか見当がつきません。

かってユーゴスラビア崩壊で内戦状態に成った時、ヨーロッパは、空爆で介入して内戦を終結させました。
私はこれは、ヨーロッパに避難民が流入する事を避ける為の策であったと思っています。

今や当時恐れられていたユーゴスラビア避難民の数とは比べ物にならない大量の難民が、  ヨーロッパ内をさまよっています。

一口に難民と言っていますが、私は流民と言った方が適切であると思います。
もちろんドイツ以外にも流民は、大量に流れ込んでいるのですが、当局に保護された流民の  80%が最終目的地としてドイツを目指しているとも言われています。
従ってドイツにとって流民は大問題です。
ドイツの中央政府、州政府は、此れ等の流民を厳重にチェックした上で、半数以上は本国に送り返すと言っていますが、そうは簡単に行かないでしょう。

ドイツに流入する流民は4つに大別されると思います。
1)アフリカ流民、
主として北アフリカのリビア、チェニジアから地中海を命がけで渡って来る黒人でイタリア、 ギリシャに上陸します。
2)シリア、イラク流民
トルコを経て、ギリシャの島(トルコに近いロドス、コスと言った観光リゾートの島)に上陸します。
3)バルカン半島流民
ギリシャ、ハンガリーを経由して陸路、直接ドイツに入って来ます。
4)EU流民
これは、ルーマニアの様な貧しいEU域内から合法的に入ってくる低賃金労働者で、1日20時間、月給400ユーロで働かされているいわゆるタコ部屋労働者。

此れ等の大量流民は、安住の地を求めてヨーロッパを動き回っています。"民族大移動" そのものです。
インターネットを経た情報の広がり、整備された道路交通網がこの大移動を助けているのでしょう。
命がけで地中海を渡ったアフリカ流民も一旦イタリアに上陸してしまえば、EU域内に移動して行くのはさほど難しくはありません。

EU各国で流民受け入れ対応、方針はさまざまです。

ハンガリーや、オストリアの様な通過国(勿論通過せずに留まる流民もいます)は、出来るだけ早く通過してドイツ、スウェーデンに出て行って欲しいという暗の方針をとっています。

イタリア、ギリシャ、フランスは完全に悲鳴を上げておりEU政府に緊急対策をせまっています。

スロバニアなどは、「受け入れ流民はキリスト教徒に限る」と言いだして、EUの他の諸国のひんしゅくをかっています。

ドイツでは、流民受け入れの方針作りもさる事まがら、入って来た流民の住居が手配出来ず、住居手配にてんやわんわです。野原にテント村を作ったり、学校の体育館を解放したり、まずは住居手配です。

これからドイツは冷たい冬に向かって行きます。テント生活の流民はどうするのでしょう。暖かいフランスや、スペインに流れて行くのでしょうか?

流民同士とトラブル、流民とドイツ人(ネオナチス)とのトラブル、いずれも警察が介入してけが人が出る様なトラブルも起き始めています。

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このページは、ranspmttが2015年8月23日 17:53に書いたブログ記事です。

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